前回、認知症の種類についての記事を書かせていただきました。
https://therapy-p.work/ninntisyou/
では、それらの認知症にならないためにも今からできることはなんなのか?今回はその方法をみなさんに紹介したいと思います。
今回話すのは余力と予備力というお話です。
余力とは
例えば、50kgのものを持ち上げられる筋力を持っている人がいたとすれば、その人は10kg程度のものであればそれを持ち上げながら、おしゃべりしたり、他のことを同時に行うことができるのです。
つまり、余力があるということです。
しかし、10kgしか持ち上げられない人が10kgのものを持ち上げたらどうでしょう?
他のことなんてやってる暇はなく、それ1つに集中しないと、持っているものを落としてしまいますよね。
これが余力がないということです。
もちろん余力がある方がいいということがわかりますよね。
予備力とは
予備力があり、栄養状態や心肺機能が健康に保たれていると、風邪をひいたとしても元の健康な体に戻ろうとするので、身体機能が崩れるということはありません。
風邪が治ればすぐに元気になります。
しかし、予備力がないと、風邪を引くことにより、食欲の低下、寝たきり、肺炎などを併発し、元の健康の状態に戻れないということになります。
ご高齢の方は風邪引くと長引くみたいな話は昔からよく聞きました…
認知機能の余力と予備力
先ほどの話は身体機能に関する余力と予備力についての話でした。
ここからは認知機能の余力と予備力について話していきます。
認知機能の余力とは
脳というのはいつも働かなければいけないので、常に余力を残して働いています。
余力があることによって、同時にいろんなことができたりするわけです。
しかし加齢などにより、少しずつ余力が減少し、柔軟な対応ができなくなります。これが認知症というわけです。
それにより、だんだんいろんなことができなくなってきます。
認知機能の予備力とは
加齢により余力が減ることは避けられないことです。
しかし、昔から何度も繰り返している活動は、加齢による余力に変化があっても保たれると考えられていて、これを認知予備力といいます。
体が覚えているというのは医学的にも正しかったということです!
これはすごいですよね!
では、認知予備力を鍛えるにはどうしたらいいのでしょうか?
認知予備力を高める活動
①集団内で、協調性を持って活動する
②ルールを守る
③こだわりすぎない
④プラス思考
⑤身辺の生活動作は自分でやる
⑥レジの支払いの計算をする
⑦挑戦を忘れない
⑧栄養と睡眠をしっかり取る
⑨ものごとをわかりやすく説明する
⑩適度な運動を行う
これら10個の項目を若いうちからやっておくことで、認知予備力を高めることができます。
たったこれだけです。
簡単なものばかりなので、読んだ今日からでも実践してみてください。
まとめ
今回は認知症を予防するために今からできることについて紹介しました。
少しでも若いうちからやることで、後々効果が出てきます。
みなさんの将来が少しでもいいものになることを願っています。
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