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文献レビューの書き方は?文献レビューのまとめ方のポイント

自身の研究テーマをまず決めたら、次にやることが文献レビューです。

文献レビューとは、自分の研究テーマに関する先行研究を徹底的分析してまとめることを指します。

レビューには批評するやよく調べるなどの意味があります。

つまり文献レビューをするうえでまず必要なのが、自分の研究に関する先行研究を見つける作業です。

目次

先行研究の探し方

先行研究の見つけ方として、文献の検索サイトとしておすすめがGoogleスカラーです。

色々な文献サイトが検索結果に出てくるのでまずはGoogleスカラーを使えば間違いないです。

他にも使える文献検索サイトを紹介しておきます。

日本語

J-stage(個人的に探しやすくておすすめ)

CiNii

医学中央雑誌 (大学が契約してないと見れない)

英語

PubMed

MEDLINE

あとはこれらの文献検索サイトで、自身の研究に関するキーワードを入力して検索してみましょう。

キーワードは複数入れることで文献の数を絞り込むことができます。

まためんどくさいとは思いますが、文献レビューの際は英語の文献も見つけておくのがおすすめです。

今はGoogle翻訳など便利なものがあるので、はじめのabstract(要約)された部分だけでも読んでみて、自身の研究に関係する文献がないか探してみてください。

日本ではあまり勧められてないことでも、海外だったら研究が進んでいるなんてこともよくあるので、必ず英語のサイトでも検索するようにしましょう。

文献が上手く見つからないとき

文献が上手く見つからないときは

  • 検索キーワードを変えてみる
  • 英語の場合は“ ”を使ってみる
  • 孫引きをする

などしてみましょう。

“ ”は英語の場合のみですが2つ以上のキーワードをひとくくりにすることができます。

例)腰痛について調べたい時に、low back pain→ “low back pain” で検索してみる。

Googleスカラー 使い方

low back painの場合

Googleスカラー 検索

“low back pain” の場合

low back painの場合は検索数が30万なのに対し、 “low back pain” の場合は検索数が60万と倍近く増えています。

逆に無駄な文献が省かれてわかりやすくなる場合などもあります。

英語で検索している場合はこれだけでも結果が変わるので試してみてください。

孫引き

孫引きは特におすすめの方法です。

自分の研究に似ている文献内で使用されている引用文献から文献を探すという方法です。

先行研究も必ず自分の研究に似たような内容の文献を引用しているので、その文献たちはあなたの研究にも似ている文献であるということがほとんどです。

実際の孫引きの意味は特にその引用された文献については調べずそのまま引用することを指すのですが、文献レビューで使用する場合は必ず引用先の文献も読んでおきましょう。

正直2~3個文献を見つければ、そこから孫引きしまくるだけで必要な文献は集まるかなと思います。

文献レビューの書き方

先行研究が集まれば、ここからは文献レビューを実際に書いていきます。

文献レビューには何を書くのか?

文献レビューに書くことは

  • 先行研究の共通点
  • 先行研究の不一致の箇所とその理由の考察
  • 論文の問題点の指摘

まずは集めた先行研究達をしっかり読み込んでください。

その中で先行研究の共通点を見つけてピックアップしていきましょう。

次に先行研究内での不一致部分を見つけていきます。

ここは同じことを言っているが、ここは違うということを見つけていきましょう。

そして次になぜ、この先行研究ではこのように言われているのに、次の先行研究ではこのように言われているのかを考察して述べていきます。

その文献事態になぜ違う結果になってしまったのか書いている場合もありますし、いくつか文献を読んでいくとなぜ違う結果になったのか自分でわかったりすることもあります。

最後に文献の問題点を指摘していきます。

問題点といっても、そんな深く考える必要はありません。

例)この文献では高齢者でしか計測していないため、若年者まで言えるとは限らない

  男性でしか計測していないため、女性で言えるかはわからない


  計測方法が○○のため、○○のような条件下では言えるとは限らない

など批判的に先行研究を見ればたくさん出てきます。

批判的に物事を見れるようになる方法はこちらでも紹介しているので参考にしてみてください。

文献レビューでやることを簡単にまとめると

何が明らかになっていて、何が明らかになっていないかをまとめる

文献レビューの書き方

ではここから実際に文献レビューの書き方を紹介してきます。

ポイントとしては

  • 現在の社会的な問題点や自分が行いたい研究に関する問題点から記載する
  • 少しずつ自分が行いたい研究テーマに近づけていく
  • できるだけ多くの論文を使う

事を意識して書いていきましょう。

簡単に腰痛で例を書いていきます。

例) はじめに
    現在、日本では腰痛の方増えてきていることが問題視されている1).
国民生活基礎調査では腰痛が有訴受傷率2位で,社会的問題にもなっている2)
腰痛について○○だと言われているが、腰痛と○○の関係性については述べられていない.
   そこで今回は腰痛の○○も関係性について文献的考察を行っていく.

  Ⅰ 腰痛の概要
   1 腰痛の定義
     腰痛の定義は○○でだと言われている.しかし○○らによると,腰痛は○○であると言われてお
    り,○○である可能性も考えられる.○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○
    ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○

   2 腰痛による症状
     腰痛による症状としては,○○,○○,○○などが先行研究で言われている3)..しかし○○らは
    ○○という症状は実際の臨床ではあまり見られないという風に述べている.また○○らの研究で
    は対象者が高齢者だけであったため,若年者では言えるとは限らない.その為,腰痛による症状とし
    て、若年者から高齢者まですべて当てはまるものは○○だと考える.

  3 腰痛の原因
     腰痛の原因は○○,〇〇,○○,○○などがあると言われている.腰痛は若年者でも見られ,○○
    は若年者の腰痛の原因としては考えにくい.○○らによると,○○○なので,○○である.

Ⅱ 腰痛と○○の関係性
   腰痛と○○については,○○らや○○らのよって○○○○だと言われている.しかし,これらは○○で
  ○○だとは言えない.そのため,○○では○○であると考える.さらに○○らによると,○○と言われ
  ており,腰痛と○○の関係性も○○である可能性が考えられる.

まとめ
○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○

参考文献
○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○ ○○○○

これは一例で、文献レビューの書き方は色々あります。

まずは腰痛が社会的にどのような問題点になっているのから初めて、少しずつ自分の決めた研究テーマに近づけていくのです。

また論文はできるだけ多く使って、濃い内容にできるようにしましょう。

文献レビューの書き方まとめ

今回は文献レビューの書き方についてまとめました。

STEP
自分の研究テーマを決める

自身の好きな事、関心のある事などから研究テーマを見つけましょう

STEP
文献を検索する

Googleスカラーを使ってまずは検索

STEP
文献を読み込む

文献を読み込んで、どのような目的で、誰を対象に、何を行い、何が明らかになっているのかを一つ一つの文献から書き出していきましょう。

STEP
先行研究をまとめてレビューする

それぞれの文献で、明らかになっていることと明らかになっていないことをまとめていき、自分の研究では何が明らかにできるのかを述べていきましょう。

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