あなたは普段、エアコンの設定温度を何度に設定していますか?
冷房が寒すぎる!逆に暖房が暑すぎる!と感じた経験は誰しもがあると思います。
今や日本の夏、冬には冷房や暖房が必須の時代になってきました。
今回は大多数の人が快適と感じる、冷房、暖房の温度について紹介していきます。
自分一人だけの場合は好きなように設定していいと思いますが、学校や会社などではこれを元に温度を設定するのがおすすめです!
冷房の設定温度は気をつけないと、病気になってしまうこともありますよ?
夏の快適温度
実は人間が快適と感じる気温は季節ごとに違ってきています。
夏に大多数の人が快適と感じる気温は25℃〜26℃とされています。
この快適な気温を保つためにも、冷房や扇風機などは必須となっていますね。
快適と感じるのが25℃~26℃の時点で気づくと思いますが、日本の夏の気温のやばさがわかりますよね。
室温が29℃以上になると冷房が必要になると言われています。
そのため、私の大学でも冷房の温度は28℃を厳守!と書かれています。
毎年熱中症問題がニュースになっているので、29℃以上ならできるだけ冷房を使用、また水分補給は欠かさずにしっかりと熱中症対策を行ってくださいね。
冬の快適温度
冬に大多数の人が快適と感じる気温は18℃〜20℃とされています。
こちらは室温が10℃以下となると暖房が必要になると言われています。
また冬場は暖房のみではなく、ストーブなどを使うことも多いかと思います。
冬場に考えて欲しいのは、ストーブなどの置き方です。
暖かい空気は冷たい空気よりも軽いので上にいこうとします。
冬場の冷たい空気は当たり前ですが、窓から入ってくるんですね!
窓から入ってきた冷たい空気が下へ下へといき、私たちが過ごす地面の近くを冷たくしてるのです。
なので、ストーブなど暖かい空気を出すものを窓際に置くのがおすすめです。
ストーブによって暖められた空気が、窓から入ってきた冷たい空気が降りてこようとするのを妨害し、部屋が暖まりやすくなりますよ!
今はエアコンでもこの空気の性質を利用して、風向きを上手く変えるエアコンなども出てきているようです。
温熱要素
先ほど人が快適と感じると言いましたが、快適かどうかを決めるのは気温のみではありません。
湿度や気流、輻射熱というものでも人は快適かどうかを判断します。
湿度は日本での大きな問題ですね。
日本より気温の高い所から来た外国の方でも、日本は湿度が高すぎて過ごせない!と言います。
私も普段より気温が低い日でも、じめじめしている日などは汗が止まらなくなります。
気流は風のことですね。
気温が高くても、常に扇風機の風に当たっていれば涼しいと思います。
輻射熱はコンクリートから熱がじゅわぁって返ってくるといったものです。
田舎より都会のほうが暑いと言われるのはこれが原因ですね。
都会のコンクリートを見てもらえばわかりますが、コンクリートの上の空気がむわむわとうごめいています。
冷暖房による病気
冷房の温度設定に気をつけないと、冷房病という病気になることがあります。
これは室温と外気温の温度差が大きい時に、部屋を出たり入ったりすることによって起きる自律神経失調症の1つとなっています。
冷房病の症状としては倦怠感や、肩こり、頭痛などの症状が出ます。
家で一人ならば気にしなくていいですが、職場や学校など自分が暑いからと冷房の温度を下げすぎてしまうと、周りでは寒すぎると冷房病になってしまっている方もいるかもしれないので気をつけましょう!
冷房病の予防としては外気温との室内の温度差を6℃以内にすることが望ましいとされています。
しかし、今の日本では35℃となることも普通にあるので、その際冷房の温度を29℃に設定するのかと言われると先ほどの快適温度からするともっと下げないといけないと思います。
暑くなればなるほど、この冷房病にも気を付けないといけませんね。
冷房が寒い!?体に一番いい冷房の設定温度を紹介のまとめ
本日は冷暖房の温度設定について紹介させていただきました。
人が一番快適だと感じる温度は夏は25℃〜26℃、冬は18℃〜20℃です!
大学に着いたときに暑いからと冷房の設定温度を20℃に設定したまま講義を始める人たちがいるのですが、医療人として冷房病についてちゃんと考えているのか?と疑問に思います。
その人たちの言い分は、寒いなら服もってこいなのですが、私からするとどうなんだといった感じです。
寒がるのが女子で、暑がるのが男子で男子VS女子の戦いが毎日行われています。
どちらが正しいのか?今後も動向を見守っていきたいと思います(笑)
みなさんは夏場は熱中症、そして冷房病にならないように、温度設定には特に気をつけてくださいね!
今回の記事は公衆衛生が見える2016-2017 著 岡庭豊氏の本を参考に記事を書かせていただきました。
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