初めての実習、何の教科書や参考書を持っていこうかしら?
僕が実際に使ってて良いと思った参考書紹介させてもらいますね!
初めての病院や施設での実習、どういった参考書を使えばいいのかわからないということ多いですよね・・・。
最後には症例発表などもあり、その際には基本的には参考書などの参考文献をもとに、発表する必要があります。
今回は理学療法・作業療法の実習で使える参考書について紹介させていただこうと思います。
PT・OT評価ポケット手帳
理学療法・作業療法においてどちらでもいえることですが、まず初めにすることが評価になります。
評価→治療→評価がずっと繰り返されます。
そのため、正確に迅速に評価をできるというのは実習においても大切になってきます。
その際に使ってほしいのがこの本です。
サイズも小さく、持ち運びやすいため、毎日実習には必ず持っていってほしいと思います。
ROMやMMTといった基本的な部分はもちろんのこと、脳卒中専用の評価や内部疾患専用の評価などこれさえ持っていれば何の評価しよ・・・となった時にも使える1冊となっています。
動作分析 臨床活用講座 バイオメカニクスに基づく臨床推論の実践
理学療法、作業療法共に実習で必ず行うのが動作分析だと思います。
またこの分野は学生はもちろん、働き出してからも苦手だという方が多いと感じます。
この参考書では
- 静止立位
- 寝返り
- 起き上がり
- 起立、着座
- 歩行
についての動作分析の方法だけでなく、臨床上でよくみられる問題所見が載せられています。
例えば、歩行の立脚後期に股関節の伸展が出ていないという際にあなたはいくつその問題点が起きている原因を挙げられますか?
腸腰筋が短縮している?などは思いつくかもしれませんが、実はそれ以外にもたくさんの可能性が考えられます。
この本ではその可能性をできるだけ多く挙げてくれているので、ここがおかしいな?と思った際に、その問題点の原因について評価してみるということができるわけです。
症例発表でも使いやすく、個人的には一番おすすめしたい参考書です。
運動療法のための機能解剖学的触診技術 上肢・下肢
理学療法士・作業療法士共に大切なのが触診技術です。
こればっかりは正直、実際触ってみないと上達していかないと思います。
しかし、今○○を触っていると考えずに触診の練習をするのは何の意味もありません。
そのために使ってほしいのが、この運動療法のための機能解剖学的触診技術です。
上肢編と下肢編と2冊あるのですが、多くの絵と写真が使われており、それぞれの筋や骨の触り方を細かく記載してあるのでとてもわかりやすいです。
指導者にも、「今は何筋に対してアプローチしていたの?」と聞かれること結構あると思うので、何となくで触るのではなく理解したうえで触るようにしましょう。
病気が見えるシリーズ
1か月以上ある実習の中で、大学でほとんど聞いたことないような疾患の方を見ることが1度はあると思います。
そういう時に使えるのが病気が見えるシリーズです。
疾患についてとても分かりやすく書いてあるので、その日見た疾患についてその日のうちに調べるという際に使ってほしいと思います。
こういう検査もするといいよといったことも書いてあるので、評価などにも活かすことができます。
理学療法・作業療法の実習で使える参考書まとめ
今回は理学療法・作業療法の実習で使える参考書について紹介させていただきました。
症例発表ではこれらの教科書を中心に、後はネット上で文献を集めていました。
使えそうな文献の探し方についてはこちらで紹介しています。
私は数冊の参考書と、上記の記事で見つけた文献をもとに症例発表させていただきました。
特に文献の知識はあればあるほど、症例発表で質問された際に慌てずに返答することができると思います。
今回の参考書を使って、是非実習を乗り越えてください!
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