本日はマラソン必勝法を医学的な観点からお話しさせていただきます。
どんな方でも気軽に参加できるマラソン。私の知り合いも就職したその年に、会社から出ろといわれてマラソンに参加したという人も何人かいました。
でもどうせ参加するなら、他の人よりも速く走りたいし、いい順位でゴールしたいですよね。
今回はアスリートがやっているトレーニングが中心になりますので、真似するのはなかなか難しいかもしれませんが、本気で取り組みたい方は是非参考にしてみてください!
フルマラソンの記録の推移
まず、最近のフルマラソンの記録についてみなさんご存知でしょうか?
2018年、エリウドキプチョゲ選手が2時間1分39秒という記録を打ち立てたましたね。
実は1900年〜1950年頃というのは、フルマラソンの歴代記録は2時間半、長い時で3時間という記録でした。
それから60年近くで、30分以上もの記録の更新があったということです。
これは本当にすごいことですよね。
では、マラソンで有利になる要因とは何なのでしょうか?
最大酸素摂取量
さっそく難しい言葉が出てきました。
つまり、単位時間あたりにどれだけ酸素を取り込むことができるかということですね。
呼気ガス装置という機械で、今は簡単に調べることができます。
この最大酸素摂取量を高める方法としては、高地トレーニングなどが有名です。
酸素が少ないところでトレーニングすることで、酸素を多く取り入れるために体の赤血球が増え、それにより最大酸素摂取量が増えます!
標高1500〜3000mとかで行いましょう!!!!(厳しい)
グリコーゲン
グリコーゲンというのは走るためのエネルギー源となります。
これは炭水化物から摂取することができ、体の中に溜めておくことができるのが特徴です。
肝臓に約300kcal、筋肉に約1500kcalものグリコーゲンを溜めておくことが可能です。
その性質を利用するのが、グリコーゲンローディングという方法です。
この方法は、マラソンの1週間前から、運動量を減らし、グリコーゲンの消費を抑えます。
3日前には大量の炭水化物を摂取し、グリコーゲンを体内に蓄え、本番に臨むことで、大量のグリコーゲンを持ったままマラソンに臨むことができます!
おまけ
トレーニングなどとは関係ないのですが、長距離に有利になる要因として、膝より下の足の長さというのが関係してきます。
ふくらはぎにあるアキレス腱が長いと、その弾性エネルギーを多く利用できるようになり、長距離走が有利になるということが言われています。
まとめ
本日はマラソン必勝法について紹介させていただきました。
食事も高地トレーニングもよく実施されています。
もしマラソンを控えているという方は是非とも実践してみてください!
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