どんどん暑くなってきていますが、熱中症対策は始められているでしょうか?
毎年問題になるのが熱中症による死亡です。
日本緊急医学会の監修による熱中症 〜日本を襲う熱波の恐怖〜という本によると
1968年〜2015年の48年間の熱中症による死亡数は13730件(男性7936件、女性が5794件)という結果でした。
死亡数は年々増加してきていることが問題視されています。
0歳は自動車内、15歳ぐらいはスポーツ、30〜59歳は労働時、65歳以上は日常生活とそれぞれの年齢ごとに熱中症の発生要因に違いがあります。
今回は特に運動時についてお話ししていきます。
野球が最も運動時に熱中症になりやすい
みなさん、1番熱中症になっているスポーツは何かご存知ですか?
なんと、野球が1番熱中症になる方が多いと言われています。
次に、登山、運動会、マラソンと続いていきます。
熱中症が起こるのは大体が気温が25度以上で、湿度が高いときです。
しかし、野球やマラソンなどでは18度以下で発生したり、冬場などにも起きていることが報告されています。
それらが起こる理由として野球では、回数が不明なほどシャトルランを繰り返していたとなどがデータとしてあります。
つまり運動のしすぎということです。
日本体育協会から運動を中止する基準というのが設けられています。
この〜度というのは、湿度や風なども合わせた体感の温度になります。
21度以下はほぼ安全
21度〜25度は注意
25度から28度は警戒
28度〜31度は厳重警戒
31度以上は運動は原則中止
となっています。
気温とは少し違うんですが、31度以上なんて、今の日本の夏では当たり前のように起こりますよね。
夏に甲子園がある野球では、31度以上の中での長時間の試合はもちろんのこと、練習自体も中止しない学校があることが問題になっています。
暑い中で罰として走らせて倒れるなどは野球だけでなく、いろいろなスポーツで問題になっていますね。
毎年学校で部活中に熱中症で倒れたとニュースになっています。
甲子園での対策は?
甲子園では対策がどんどん進められているようです。
エアコンの設置、ミストを噴射する機械の設置、冷房完備の休憩所の設置、遮熱シートの設置などを7000万もの費用をかけて今年行うようです。
選手はもちろんですが、応援団や観客の熱中症も問題視されているので、そこへも対策をしていくようですね。
京セラみたいな屋根があり冷房があるところでやれ、中には夏の甲子園事態やるなという声も挙がっているみたいです。
私は甲子園大好きなので、もっともっと対策をしたうえで開催してほしいと思います。
夏の風物詩である甲子園、高校球児にとって大切な大会であるだけに、今ある状態をできるだけ変えず、どれだけ熱中症対策ができるかが今後の課題になりそうですね。
おわりに
今回は野球の熱中症についてお話しさせていただきました。
熱中症対策は日本の今後の問題としてどんどん大きくなっていくと思っています。
甲子園が対策をしているように、色々なところで対策がされ始めていますが、まだまだ足りていません。
学生のスポーツでの熱中症問題は、指導者が日本体育協会の運動中止の基準をしっかりと守る事、こまめに水分補給を徹底する事が大切です。
実は私も一度熱中症で倒れた事があります。
目の前が真っ白になり、前後の記憶がほとんどありません。
その時は助けてもらえましたが、もしかしたら死んでいたかもしれません。
今まで積み上げてきたものや、重要な試合や用事などは確かに大切です。
でも命より大切なものはないです。
あの時死んでいたらと考えるだけで、今でも暑い日がトラウマになっています。
正直このトラウマは消えないのではと思うほどに、心に染み付いています。
自分の体を何より大切にしてください。
熱中症は本当に怖いということを理解してもらえたら嬉しいです。
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